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Archive for 7月, 2009

Androidに関する最近のdocomoの動向について

7月 25th, 2009

 オープンモバイルコネクションズ2009にてdocomoさんは「androidに関してはスマートな土管屋となる」とおっしゃっていたようですが、ここ最近、意外とアクティブにアクション起こしているようです。

今回は2点ほどdocomoさんの動向をピックアップしてみました。

・「AndroidやWindows Mobile用の統合マーケットを独自に提供する」,ドコモの山田社長が明らかに

ドコモのオープンOS向け統合マーケット・プレイスでは,各OS向けのアプリケーションのほか,音楽や映像,書籍などのコンテンツ,Webサービスなど,多彩なコンテンツやサービスを流通させる計画。課金方法も複数用意する。なお,マーケット・プレイスを利用する端末としては,ドコモのオープンOS採用端末はもちろん,他社のオープンOS端末もインターネット経由でアクセス可能にしていきたいとした。

以前からdocomo版android Marketが現れるという情報はありましたが、ようやく詳細が見えてきたようですね。

Android Marketの派生というよりは、docomoの巨大なマーケットの一部としてdocomo版AndroidMarketが存在するというような位置づけのようで、かなり壮大な計画のようです。

現行のAndroid MarketはiアプリやiPhoneのアプリのような審査が全く無いため、ウィルスアプリさえ存在しえる状態です。(アンチウィルスアプリの評価がかなり高いことからも現Android Marketがどのような状況かも推し量れると思います。)

この無法地帯、大草原ともいえるAnrdoid Marketにdocomoさんはおそらくある程度の秩序を設けようとしてくるでしょうが、そうすると今度は自由度が下がってしまうため、docomoさんのバランス感覚が問われてくるでしょう。

おそらく他キャリアもandroid端末を発売する際独自のAndroidMarketを用意するはずなので、docomoがどれだけ先手を打っていけるか注目していきたいと思います。

・NTTドコモとアプリックス、「拡張現実」の技術を共同開発

両社はこれまでの研究成果を「Android」端末用アプリケーション「直感検索・ナビ」に応用し、展示会「ワイヤレスジャパン2009」(7月22―24日)のNTTドコモブースで試作ARサービスシステムとして展示している。

ということで早速ダウンロードして使ってみました。

直感検索・ナビ0

起動画面。この時点で現在地を取得しにいきます。
ちなみにGPS感度はあまりよくないみたいです。
現在地を取得できなかったとしても、キーワードで現在地を設定できるようになってます。

直感検索・ナビ1

現在地周辺にある店をアイコンで表示してくれています。
元々登録されているものしか表示してくれないので、都市でないとかなりさびしい結果になりそうです。。。

直感検索・ナビ2

周囲の友達や店を探索するレーダーのようです。
店の中で起動させたのでGPS検知がうまくいかず何もひっかかりません。。。

直感検索・ナビ3

カメラ画面にGPSによる現在地と地磁気センサーを元に向いている方角を計算し、店の位置をアイコンでオーバーレイしてくれています。

直感検索・ナビ4

投げメール画面。メールの文章を書いた後、友達がいる方角に向かって端末をシェイクします。

直感検索・ナビ5

ちょっと振ったら80m弱飛びました。投げたメールを受け取っている人はいないと思うので、80m先でメールが道端に転がっていると思いますw

アイデアはかなりおもしろいアプリだと思いますが、いかんせんGPS精度が悪いのと、動作が非常に重いため、実用に足りません。
デバイスの性能が高いHeroでやるとか、アプリ側のパフォーマンスを向上させる等しないと活用は難しいですね。

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今村 謙之さんのAndroidの講演会に行ってきました。

7月 24th, 2009

モバイル夜間大学という、モバイル関係の講演会を平日夜に毎日開催しているという素敵な場があったので参加してきました。

テーマは「アンドロイド新モバイル時代のサービスの作り方」。
旬ですねw

講師は日本Androidの会の事務局長である「今村 謙之(いまむら のりつな)」さん。

まずはざっくりまとめ
 リッチモバイルの性質として、情報をリアルタイムで共有できる点が挙げられるけども、リアルタイムで共有するということは情報の区切り(スライスタイム)が短いということになる。スライスタイムが短縮されるためにはリッチモバイルのインターフェースはより五感に訴えるような、面倒くささを伴わないものである必要があるが、ソフトウェア面だけではなく、ハードウェアも含めて新たなインターフェースを提供することが可能なAndroidは、大きな可能性を秘めているといえる。そのための研究機関OESFという団体も設立された。
 androidでは、まだお金を発生させることが難しい。まずは少数精鋭で多数のマニア向けのアプリをつくり、ユーザを囲う事が望ましい。

・・・というような感じでした。

感想
やはり、インターフェースが鍵なんですね。
インターフェースの可能性としてAR(拡張現実)が挙げられていましたが、そこで紹介されたTEDの動画を見てみると、
モバイルには本当に色んな可能性があるんだと実感させられます。
こういうのを見せられるとまずは既存の固定概念を打ち砕かないといけないと思わされますね。。。
ビジネス的なお話では、Android Marketがあるのでアプリがやはりメインではあるんですが、日本では課金が未だできない状況のため、なかなかビジネスに発展させずらいようです。ゆくゆくは課金もできるようになると思われるので、少数精鋭でこだわりをもったコア層を中心にユーザを囲っていけるようなアプリを作成するのがいいのでは、という話でしたが、Android Market自体も変わる必要があるかなぁと思います。
 iPhoneなどと違い、アプリ審査が無いため、どんなアプリでも登録できるため、アプリが安全かどうか、わからない状況の中では、今のAndroid Marketではアプリに対する情報量が少ないといわざるを得ない状況です。
 もっとユーザ間のコミュニケーションを促進させるようなのインターフェースが提供されなければ、一般ユーザはなかなか手が出せないんじゃないでしょうか。
 逆に言えばAndroid Marketをラップして情報を付与、精査するようなものを作ってしまえばいいんでしょうねw

講演時メモ
最後に講演時のメモを載せておきます。

・コミュニケーションモデルの変化
 #コンテキスト(情報)のスライスタイムの短縮化。
  twitterなどは大体30分~一時間のコンテキストのスライスタイム

 #結果の共有から過程の共有へ
  svn、gitなどはコードの編集履歴を共有
  Google Wave。同時並列編集におけるマージやコンフリクトを解決してくれる。

 #リッチモバイル
  スライスタイムが短く過程を共有するという特徴はリッチモバイルが得意とする所。

リッチモバイルって?
 スライスタイムの短縮のため、インターフェースが分かりやすい(人間の五感に直接訴えてくる)ものが増加しており、インターフェースをどのようにするかがキーポイント。
 →ARの可能性

 ・より強く:コラボレーションの効率化
 ・より早く:結果にしている暇はない。過程から。
 ・より柔軟に:キーボードなんかに縛られてたまるか。もっと柔軟にITを。
   →リッチモバイル!

・Androidの可能性
 UIの重要性ということから、デバイスから考えるという時代がこれからきそう。
  →OESF(Open Embedded Software Foundation)っていう団体でデバイス研究を行っている。
  →ただ、研究開発だけではだめでマーケティングも大事。

androidでのビジネスをどうするか
あたるサービス→数の確保
損益分岐点→少数精鋭
ターゲット→マニア(マス向けだと大企業様がいらっしゃるので・・・)
つまり、少数メンバーでマニア向けのアプリを多数出してヒットさせる。

・多重帰属チームの時代へ
wave、勉強会、コミュニティー、twitter、新しい社会基盤、企業と協働・協創
→新時代のものづくりスタイル。色んなところに帰属しているという構造。

FAQ

FAQ:
Q:日本はGNP高いが世界を相手に戦えるのか?損益分岐点の勝負
A:日本はまだ先端を走っている。先端を走ればまだ勝負はできる

Q:Intel WindRiverを買ったが、Androidは勝てるのか?
A:androidからも色々出てくる。Ophoneとか見ると色んな派生が出てきそう。

Q:OESFは法人会員のみ?
A:そうです。危険な橋を渡るのは企業に任せましょう。

Q:マイクロソフトみたいに後でお金まきとられたりする?
A:apacheライセンスなので可能といえば可能だが、どちらかといえばMarketの方が重要
 Android Marketのソース自体もOHAに参加していなければ見られない。(ブラックボックス状態)
 マーケットとしてのSNSを誰が抑えるのか。それがポイント。
 googleとしては、端末依存なところはみんながやってくれ。但しアプリケーションが絡む部分は金を生むのでそこだけは握っとくよ。

Q:コラボして成功した事例ってあるのか?企業体同士のコラボってできるのか。
A:今のところこれっていうのは無い・・・。リーダーシップがある人が現れてくればあるいは・・・。

Q:社内の知的財産権をどう世の中に出すのか。
A:社内の知財をディストリビューションして、他と組んで色々できないかっていう試みが行われ始めてはいると思う。

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